本誌の読者なら、自作PCとはどんなものか知っている人がほとんどだろうが、最近PCを自作したという人はそれほど多くはないように思われる。筆者がPC/IT系ライターとして記事を書き始めてから30年以上経っているのだが、その間、何度か自作PCがブームになり、PC雑誌などでも自作PCに関する記事が盛んに掲載された。しかし、最近はPCを自作する人が以前に比べると大分少なくなったように思う。
そりゃプラモデルよりも簡単だけど、パーツ選びは自分でしなきゃいけないし、組み立ての手順書があるわけでもない。同じような構成でBTOを買った方が安かったりもする。そんな手間や時間やお金を費やしても、こだわりの1台を作ることに意味を見出せるなら自作はあり!
ちょっとでもめんどくさいとかおもったら手を出さないほうがいいぞ。新規で1台組む時に「自作PCが安く済む」なんてことは最近はないと思うし。俺はパーツを数年で更新する感じで維持してるので1回の出費はそんなに高くないからなぁ(前回のAM5はプラットフォームが変わったんで結構な出費だったけどさ)。